呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「シルヴィエ皇女。本日はご結婚おめでとうございます」
そんな中、物怖じせず話しかけてくれたのは、ドルトルージェ王国側の騎士だった。
「ありがとうございます」
帝国側の騎士がにらんでも、気にする様子はなく、無視してアレシュ様のそばに控える。
彼は腕に自信があるのか、堂々としていた。
「せっかくのウェディングドレスなのに、ヴェールで顔が見えないのが残念だ」
アレシュ様は私のヴェールに触れることも、結婚式の誓いの口づけも、両国の話し合いによって禁止されていた。
この条件をのみ、私の結婚が決まったのだから、それに従わなくてはならなかった。
アレシュ様はこれが、帝国側の策略であることを知らない。
――最初から、二人きりになれないように計画されている。
このままだと、初夜になり、私に触れた瞬間、呪いで倒れてしまうだろう。
死か呪いか……
そう思っていると、通路の突き当り、扉の前までたどり着く。
その先は大聖堂の中心、結婚の誓いを行う祭壇がある。
大きな扉が開かれた――
「まあ……!」
大聖堂を見た瞬間、思わず声を上げた。
そんな中、物怖じせず話しかけてくれたのは、ドルトルージェ王国側の騎士だった。
「ありがとうございます」
帝国側の騎士がにらんでも、気にする様子はなく、無視してアレシュ様のそばに控える。
彼は腕に自信があるのか、堂々としていた。
「せっかくのウェディングドレスなのに、ヴェールで顔が見えないのが残念だ」
アレシュ様は私のヴェールに触れることも、結婚式の誓いの口づけも、両国の話し合いによって禁止されていた。
この条件をのみ、私の結婚が決まったのだから、それに従わなくてはならなかった。
アレシュ様はこれが、帝国側の策略であることを知らない。
――最初から、二人きりになれないように計画されている。
このままだと、初夜になり、私に触れた瞬間、呪いで倒れてしまうだろう。
死か呪いか……
そう思っていると、通路の突き当り、扉の前までたどり着く。
その先は大聖堂の中心、結婚の誓いを行う祭壇がある。
大きな扉が開かれた――
「まあ……!」
大聖堂を見た瞬間、思わず声を上げた。