呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
そんな幸運なことがあっていいのだろうか。
「シルヴィエ様!」
帝国側の騎士から、叱責され、ハッと我に返った。
すっかり病弱設定を忘れ、はしゃいでしまった。
騎士たちが驚き、なにか言おうとしたのを、アレシュ様が手で止める。
「健康なのは見てわかる。なぜ、帝国が病弱だと嘘をつき、皇女を隠していたのかわからない。この結婚は両国の友好のためだ。それを忘れないでいただきたい」
アレシュ様の言葉に、帝国側の騎士たちは黙り、その立派な姿に、ドルトルージェ王国の騎士たちは微笑んだ。
そもそも、畑仕事で鍛えられた私、毒薬を飲んでも分析できて、無効化してしまう私。
――帝国の病弱設定に無理があるんですよ!
そう叫びたかったけど、我慢した。
大聖堂は荘厳な雰囲気で、結婚式の参列者たちは、粛々としている。
こんな雰囲気の中で叫べる人などいない。
祭壇画近づくと、騎士たちは足を止め、両側に並ぶ、
目の前に並ぶのは、それぞれの神に仕える大司教たち。
風の神、水の神……と、順番に大司教たちの祝福を受ける。
「ドルトルージェ王国には、色々な神々がいらっしゃるんですね」
「シルヴィエ様!」
帝国側の騎士から、叱責され、ハッと我に返った。
すっかり病弱設定を忘れ、はしゃいでしまった。
騎士たちが驚き、なにか言おうとしたのを、アレシュ様が手で止める。
「健康なのは見てわかる。なぜ、帝国が病弱だと嘘をつき、皇女を隠していたのかわからない。この結婚は両国の友好のためだ。それを忘れないでいただきたい」
アレシュ様の言葉に、帝国側の騎士たちは黙り、その立派な姿に、ドルトルージェ王国の騎士たちは微笑んだ。
そもそも、畑仕事で鍛えられた私、毒薬を飲んでも分析できて、無効化してしまう私。
――帝国の病弱設定に無理があるんですよ!
そう叫びたかったけど、我慢した。
大聖堂は荘厳な雰囲気で、結婚式の参列者たちは、粛々としている。
こんな雰囲気の中で叫べる人などいない。
祭壇画近づくと、騎士たちは足を止め、両側に並ぶ、
目の前に並ぶのは、それぞれの神に仕える大司教たち。
風の神、水の神……と、順番に大司教たちの祝福を受ける。
「ドルトルージェ王国には、色々な神々がいらっしゃるんですね」