呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「わかってますよ。我々ドルトルージェ王国とレグヴラーナ帝国は水と油。古い神々を捨てた国に、理解を求めることは難しいですからね」
俺とカミルは話しながら、パーティー会場へ入った。
各国の王族たちが集まり、ドルトルージェ王国の貴族たちが揃う。
ここでもやはり、シルヴィエはヴェールと手袋、周囲に侍女と護衛をつけて、誰も近寄れない。
ちらりとラドヴァンを横目で見るが、笑みを作り、各国の王族と会話を楽しみ、知らん顔をしている。
到着してから、一度もシルヴィエと会っていない。
兄妹だというのに、挨拶もなしとは、どういうことなのだろうか。
「顔を見ただけじゃわからないな」
「たくらみがあっても、簡単に顔には出さないでしょう。帝国のラドヴァン皇子は、次期皇帝と言われていますからね。一筋縄ではいきませんよ」
俺にシルヴィエを触れられては困る理由――それは病か暗殺。
だが、俺を暗殺するふうには見えない。
見るものすべてに感動する姿は無邪気で、結婚式の時は真剣に話を聞いていた。
――嫁いできて、早く馴染もうとしている妻にしか見えない。
それに、あの細い体だ。
俺とカミルは話しながら、パーティー会場へ入った。
各国の王族たちが集まり、ドルトルージェ王国の貴族たちが揃う。
ここでもやはり、シルヴィエはヴェールと手袋、周囲に侍女と護衛をつけて、誰も近寄れない。
ちらりとラドヴァンを横目で見るが、笑みを作り、各国の王族と会話を楽しみ、知らん顔をしている。
到着してから、一度もシルヴィエと会っていない。
兄妹だというのに、挨拶もなしとは、どういうことなのだろうか。
「顔を見ただけじゃわからないな」
「たくらみがあっても、簡単に顔には出さないでしょう。帝国のラドヴァン皇子は、次期皇帝と言われていますからね。一筋縄ではいきませんよ」
俺にシルヴィエを触れられては困る理由――それは病か暗殺。
だが、俺を暗殺するふうには見えない。
見るものすべてに感動する姿は無邪気で、結婚式の時は真剣に話を聞いていた。
――嫁いできて、早く馴染もうとしている妻にしか見えない。
それに、あの細い体だ。