呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「ひどいわっ! お兄様は私が嫌いなの?」
「違う。そうじゃなく、この本はロザリエには難しすぎる」
「そっ、そんなことないわ! お姉様と私はひとつしか変わらないのよ」
私の手にある本をロザリエは乱暴に奪い取る。
数冊のうちの一冊のタイトルを眺めただけで、ロザリエは黙り込んだ。
『帝国内の政治下における農地の変遷と歴史』
代々の皇帝の施策によって、どんな変化がもたらされたか。
そして、人の手が加わることで、土地がどうなったのかという興味深い一冊。
「ロザリエも興味があるんですか? それなら、読んだ後、一緒に内容を語り合いましょう!」
嬉々として言った私を無視して、ロザリエはページをめくる。
「これ……。お兄様も読んだの?」
「ああ。読んでおいたほうが、後々、役立ちそうだったからな」
お兄様はすでに、自分が皇帝になった時のことを考え、行動していた。
そして、お兄様は後継者だからか、お父様はロザリエのように甘やかさず、厳しく接しているようだった。
「シルヴィエに本を返せ。読んだところで、お前には理解できない。後から、俺の側近に菓子を届けさせる。それでいいだろう?」
「違う。そうじゃなく、この本はロザリエには難しすぎる」
「そっ、そんなことないわ! お姉様と私はひとつしか変わらないのよ」
私の手にある本をロザリエは乱暴に奪い取る。
数冊のうちの一冊のタイトルを眺めただけで、ロザリエは黙り込んだ。
『帝国内の政治下における農地の変遷と歴史』
代々の皇帝の施策によって、どんな変化がもたらされたか。
そして、人の手が加わることで、土地がどうなったのかという興味深い一冊。
「ロザリエも興味があるんですか? それなら、読んだ後、一緒に内容を語り合いましょう!」
嬉々として言った私を無視して、ロザリエはページをめくる。
「これ……。お兄様も読んだの?」
「ああ。読んでおいたほうが、後々、役立ちそうだったからな」
お兄様はすでに、自分が皇帝になった時のことを考え、行動していた。
そして、お兄様は後継者だからか、お父様はロザリエのように甘やかさず、厳しく接しているようだった。
「シルヴィエに本を返せ。読んだところで、お前には理解できない。後から、俺の側近に菓子を届けさせる。それでいいだろう?」