呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「兄上。いったい、なにがあったんですか? 体は平気ですか?」
「もう平気だ」
「平気じゃないです! 体内のダメージを回復させて、正常に戻しただけで、解毒できたわけじゃないんです!」
シュテファン様は拳を握りしめ、声を張り上げた。
「でも、毒の種類がわからないと、解毒できない……」
「毒ですか? これは私の呪いでないのですか?」
なぜ、毒がアレシュ様を蝕んだのか、わからなかった。
これは、私が神に与えられた呪いが、人にも広まっただけのはず。
「呪い? いいえ、これは毒です。水の神であるゼレナが、間違えるはずがありません」
「落ち着け。シュテファン。シルヴィエは実態を目にしていないし、わかっていない。毒なら、医療院で解毒させればいいだけのことだ」
この場で、すべてを理解しているのは、アレシュ様だけなのだと、全員が気づいた。
アレシュ様は倒れていたはずなのに、立ち上がると、私に笑った。
「泣き顔が一番辛い。泣かずに笑ってくれ」
「アレシュ様。自分の呪われた身を説明できないまま、結婚式を迎えたこと、本当に申し訳なく思ってます……」
「もう平気だ」
「平気じゃないです! 体内のダメージを回復させて、正常に戻しただけで、解毒できたわけじゃないんです!」
シュテファン様は拳を握りしめ、声を張り上げた。
「でも、毒の種類がわからないと、解毒できない……」
「毒ですか? これは私の呪いでないのですか?」
なぜ、毒がアレシュ様を蝕んだのか、わからなかった。
これは、私が神に与えられた呪いが、人にも広まっただけのはず。
「呪い? いいえ、これは毒です。水の神であるゼレナが、間違えるはずがありません」
「落ち着け。シュテファン。シルヴィエは実態を目にしていないし、わかっていない。毒なら、医療院で解毒させればいいだけのことだ」
この場で、すべてを理解しているのは、アレシュ様だけなのだと、全員が気づいた。
アレシュ様は倒れていたはずなのに、立ち上がると、私に笑った。
「泣き顔が一番辛い。泣かずに笑ってくれ」
「アレシュ様。自分の呪われた身を説明できないまま、結婚式を迎えたこと、本当に申し訳なく思ってます……」