呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
20 約束の花
私とアレシュ様が、ゆっくり話している時間はなく、治療を受けるため、パーティーを途中で抜けた。
そして、自分が不在の間に、私が帝国に奪われないようにと、今までの部屋ではなく、アレシュ様が住まう風の宮と呼ばれる場所へ連れてこられた。
読みかけの本、異国の香炉から、木の香りに似た爽やかな香りが漂う。
――この香りを私は知っている。
昨日着ていたアレシュ様の立派な上着は、椅子に放り投げられたまま。
肌触りの良い薄手の寝間着に、たっぷりのお湯、涼しい風が回廊から吹き込み、天蓋の薄布が柔らかく揺れる。
そんな部屋で一晩、一人で眠った結果。
「快適すぎて、熟睡してしまいましたっ……!」
がっくりと寝台に手をついた。
呪えるのなら、自分の寝つきの良さを呪いたいっ……!
そして、自分が不在の間に、私が帝国に奪われないようにと、今までの部屋ではなく、アレシュ様が住まう風の宮と呼ばれる場所へ連れてこられた。
読みかけの本、異国の香炉から、木の香りに似た爽やかな香りが漂う。
――この香りを私は知っている。
昨日着ていたアレシュ様の立派な上着は、椅子に放り投げられたまま。
肌触りの良い薄手の寝間着に、たっぷりのお湯、涼しい風が回廊から吹き込み、天蓋の薄布が柔らかく揺れる。
そんな部屋で一晩、一人で眠った結果。
「快適すぎて、熟睡してしまいましたっ……!」
がっくりと寝台に手をついた。
呪えるのなら、自分の寝つきの良さを呪いたいっ……!