呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
唇を離し、アレシュ様は私に恭しい口調で言った。
「毒の神の祝福を授かった皇女。神々の加護を与えられた尊き存在。その身は毒の神によって守られる」
「毒の神……?」
「呪いではない。これは神の加護だ」
緊張が消え、安心感から涙がこぼれた。
その涙をアレシュ様が笑いながら、指でぬぐう。
「私は触れても……誰かを傷つけることはないのですね?」
「もちろん」
身をもって、アレシュ様は私が呪われた存在ではないと、証明してくれた。
じかに握られた手は温かく、普通の人と同じように触れ、嫌悪されないことが、こんなに幸せな気持ちになること知った。
心の中に風が吹き、私を苦しめていた呪いが消えていく。
「私はアレシュ様の妻になってもよろしいのですか?」
「当たり前だ」
「もっと私は毒の神のことを学びたいと思います。誰も傷つけずにすむように」
「あー……。毒を受けたのは俺が悪いんだ」
アレシュ様は言いにくそうにしていたけど、教えてくれた。
「神の加護を受けた者は、その身に危険が迫ると、神が守ろうとする。つまり、俺が不届きな真似をしたから、反撃されたというわけだ」
「毒の神の祝福を授かった皇女。神々の加護を与えられた尊き存在。その身は毒の神によって守られる」
「毒の神……?」
「呪いではない。これは神の加護だ」
緊張が消え、安心感から涙がこぼれた。
その涙をアレシュ様が笑いながら、指でぬぐう。
「私は触れても……誰かを傷つけることはないのですね?」
「もちろん」
身をもって、アレシュ様は私が呪われた存在ではないと、証明してくれた。
じかに握られた手は温かく、普通の人と同じように触れ、嫌悪されないことが、こんなに幸せな気持ちになること知った。
心の中に風が吹き、私を苦しめていた呪いが消えていく。
「私はアレシュ様の妻になってもよろしいのですか?」
「当たり前だ」
「もっと私は毒の神のことを学びたいと思います。誰も傷つけずにすむように」
「あー……。毒を受けたのは俺が悪いんだ」
アレシュ様は言いにくそうにしていたけど、教えてくれた。
「神の加護を受けた者は、その身に危険が迫ると、神が守ろうとする。つまり、俺が不届きな真似をしたから、反撃されたというわけだ」