呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
シュテファン様があきれた顔をしていた理由がわかった。
私を守る毒の神に反撃されたと気づいたからだ。
「反撃ですか。でも、強力な毒でしたよね?」
「いや、手加減してくれたほうだ。毒の神の毒は複雑なんだ。解毒するには、通常の解毒薬では、難しいとも言われている」
「そうなのですか。神様だけあって、すごい力です……」
「まあな。でも、医療院は喜ぶだろう。毒の神の加護を受けた者が、数百年ぶりに現れたのだからな。それも他国の人間だ。全員、驚くぞ!」
寝台の上に座っていた私を持ち上げると、目が回るくらい、ぐるぐる回ってみせた。
落ちないよう首にしがみつき、怯えていると、アレシュ様が気づいて、私をそっと長椅子の上に座らせてくれた。
「悪い。嬉しくてはしゃぎすぎた。えーと、それで、侍女たちはいないのか?」
「侍女ですか? そうですね。できたら、着替えをいただきたいのですけど」
「昨晩から来ていない?」
私がうなずくと、着替えも朝食もないとわかったようで、アレシュ様は表情を曇らせた。
「着替えを持ってこさせよう。それから、朝食も」
アレシュ様は呼び鈴を鳴らし、侍女を呼ぶ。
私を守る毒の神に反撃されたと気づいたからだ。
「反撃ですか。でも、強力な毒でしたよね?」
「いや、手加減してくれたほうだ。毒の神の毒は複雑なんだ。解毒するには、通常の解毒薬では、難しいとも言われている」
「そうなのですか。神様だけあって、すごい力です……」
「まあな。でも、医療院は喜ぶだろう。毒の神の加護を受けた者が、数百年ぶりに現れたのだからな。それも他国の人間だ。全員、驚くぞ!」
寝台の上に座っていた私を持ち上げると、目が回るくらい、ぐるぐる回ってみせた。
落ちないよう首にしがみつき、怯えていると、アレシュ様が気づいて、私をそっと長椅子の上に座らせてくれた。
「悪い。嬉しくてはしゃぎすぎた。えーと、それで、侍女たちはいないのか?」
「侍女ですか? そうですね。できたら、着替えをいただきたいのですけど」
「昨晩から来ていない?」
私がうなずくと、着替えも朝食もないとわかったようで、アレシュ様は表情を曇らせた。
「着替えを持ってこさせよう。それから、朝食も」
アレシュ様は呼び鈴を鳴らし、侍女を呼ぶ。