呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「わかった。だが、妻の寝間着姿を見られたくない。薄着すぎるからな。だから、王宮内を歩くのは許可できない」
たしかに寝間着で廊下を歩くのは、はしたない。
「残念です……。わかりました。今は厨房を覗くのは我慢いたします」
「今は!? 次は厨房にまで入るつもりですかっ?」
私のしょんぼりした姿に、侍女が激しく動揺していた。
「はい。できたら、庭にこの種を植えて、育てたいと思ってます!」
「な、なんのためにですか?」
「庭からフルーツがもげるんですよ? 素敵じゃないですか?」
――いつでも食べられて。
その言葉はさすがに皇女らしくないと思って、喉元まででかかったのを呑み込んだ。
「そうだな。部屋から珍しい果実を眺めたいのだろう? 庭師に植えさせよう」
「その時は私にもぜひお手伝いさせてください」
侍女は頬をひきつらせた。
「庭師の手伝いを? 帝国の皇女殿下がなさるとか……。偉そうだとか、無視されるって言われていた噂と大違い……」
侍女が私を見て、なにか言おうとした瞬間、扉をノックする音が聞こえた。
たしかに寝間着で廊下を歩くのは、はしたない。
「残念です……。わかりました。今は厨房を覗くのは我慢いたします」
「今は!? 次は厨房にまで入るつもりですかっ?」
私のしょんぼりした姿に、侍女が激しく動揺していた。
「はい。できたら、庭にこの種を植えて、育てたいと思ってます!」
「な、なんのためにですか?」
「庭からフルーツがもげるんですよ? 素敵じゃないですか?」
――いつでも食べられて。
その言葉はさすがに皇女らしくないと思って、喉元まででかかったのを呑み込んだ。
「そうだな。部屋から珍しい果実を眺めたいのだろう? 庭師に植えさせよう」
「その時は私にもぜひお手伝いさせてください」
侍女は頬をひきつらせた。
「庭師の手伝いを? 帝国の皇女殿下がなさるとか……。偉そうだとか、無視されるって言われていた噂と大違い……」
侍女が私を見て、なにか言おうとした瞬間、扉をノックする音が聞こえた。