呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「がっかりしなくていい。神との繋がりを深める方法はたくさんある。そのうち、実体化できるようになるだろう」
姿は見えないけど、きっとそばにいるはずだった。
私を守っている毒の神は――
「差し出がましいことですが、おひとつだけ申し上げてよろしいでしょうか」
「ナタリー?」
アレシュ様ではなく、私のほうを見ていた。
私に関することだと気づき、アレシュ様はうなずいた。
「構わない。許す」
「はい。今回、アレシュ様が倒れたのは、わずかな者しか知りません。それなのに、一晩明けて噂が広まっているのはおかしいと感じました」
ナタリーは王宮内で働く侍女である。
日々、噂話を聞くことが多いはずで、その普段の噂と広まるスピードが違っていたと、言いたいらしい。
「つまり、誰かが故意的に噂を流したということか」
「あくまで、私の勘でございます。ただ気にかかったので、念のためご報告を」
「ナタリー。お前の勘では、誰が流したと思う?」
言いにくそうにしていたナタリーだったけれど、アレシュ様に隠す気はないらしく、あっさり教えてくれた。
姿は見えないけど、きっとそばにいるはずだった。
私を守っている毒の神は――
「差し出がましいことですが、おひとつだけ申し上げてよろしいでしょうか」
「ナタリー?」
アレシュ様ではなく、私のほうを見ていた。
私に関することだと気づき、アレシュ様はうなずいた。
「構わない。許す」
「はい。今回、アレシュ様が倒れたのは、わずかな者しか知りません。それなのに、一晩明けて噂が広まっているのはおかしいと感じました」
ナタリーは王宮内で働く侍女である。
日々、噂話を聞くことが多いはずで、その普段の噂と広まるスピードが違っていたと、言いたいらしい。
「つまり、誰かが故意的に噂を流したということか」
「あくまで、私の勘でございます。ただ気にかかったので、念のためご報告を」
「ナタリー。お前の勘では、誰が流したと思う?」
言いにくそうにしていたナタリーだったけれど、アレシュ様に隠す気はないらしく、あっさり教えてくれた。