呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
風の神の化身、鷹のヴァルトルは庭に出ると、空高く飛んでいく。
とても気持ち良さそうに飛ぶ。
それを見上げていると、アレシュ様が私の髪に触れた。
触れられるのに、驚いてしまう癖が、まだ抜けてなくて、アレシュ様が苦笑する。
「申し訳ありません。いきなり触れられるのはまだ慣れてなくて……」
「わかってる。少しずつ慣れていけばいい」
私は人から触れられるのに慣れてない。
触れられるとわかっているのなら、平気だけど、突然だと身構えてしまう。
また誰かを傷つけるのではないかと、不安になるのだ。
「早く毒の神様の姿が見えるようになりたいです。そしたら、もっと力をうまく使えるようになるでしょうし」
「それが廟を巡る一番の目的だからな」
古い神々を追い出した帝国では、毒の神の力が制限された状態だった。
すべての廟を巡れば、この国の者だと神々に認められ、ヴァルトルたちのように、姿を見せることができるはず――と、ドルトルージェ国王陛下から、教えていただいた。
「シルヴィエは毒の神を憎むだろうと思っていた」
「なぜですか?」
とても気持ち良さそうに飛ぶ。
それを見上げていると、アレシュ様が私の髪に触れた。
触れられるのに、驚いてしまう癖が、まだ抜けてなくて、アレシュ様が苦笑する。
「申し訳ありません。いきなり触れられるのはまだ慣れてなくて……」
「わかってる。少しずつ慣れていけばいい」
私は人から触れられるのに慣れてない。
触れられるとわかっているのなら、平気だけど、突然だと身構えてしまう。
また誰かを傷つけるのではないかと、不安になるのだ。
「早く毒の神様の姿が見えるようになりたいです。そしたら、もっと力をうまく使えるようになるでしょうし」
「それが廟を巡る一番の目的だからな」
古い神々を追い出した帝国では、毒の神の力が制限された状態だった。
すべての廟を巡れば、この国の者だと神々に認められ、ヴァルトルたちのように、姿を見せることができるはず――と、ドルトルージェ国王陛下から、教えていただいた。
「シルヴィエは毒の神を憎むだろうと思っていた」
「なぜですか?」