呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
24 子供たちを救って!
廟を巡る期間は一ヶ月。
私は長旅だと思っていたけど、アレシュ様にすれば、それほどでもなかったようだった。
「一ヶ月程度なら、ちょっと遊びに行く程度だ」
「そうやって、ふらふら旅をするから、旅の期間を区切られたんですよ」
ちょっとお説教ぎみに言ったのは、アレシュ様の幼馴染みで、護衛のカミルだった。
カミルは赤毛が特徴的で、お姉様が一人いるのだとか。
医療院に付属する学院にて、勉強中のお姉様は、とても優秀な方で王妃様とも仲が良いと聞く。
私を退屈させないようにと思ってか、カミルは道中、家族の話や昔のアレシュ様の話を聞かせてくれ、親しくなった。
新婚旅行の護衛は、カミルと部下数名が任されている。
そして、侍女は信頼できる数名の者に絞り、アレシュ様が選んだ者ばかり。
その中には、水の宮の侍女であるナタリーも含まれていた。
「風の宮の侍女たちは、しばらく謹慎中です。シルヴィエ様が解雇しないよう言ってくださらなければ、彼女たちは全員解雇でした」
宿泊している場所から、廟までの道のりは険しいこともあり、侍女でも馬に乗れる者だけがついてきた。
残りの侍女は王家が所有する屋敷で、待機している。
ナタリーは馬にも乗れ、護身術もできるそうで、侍女とは思えない教養も持ちあわせており、シュテファン様の王宮では、かなり頼りにされていた。
「ナタリーがいてくれて助かっています。でも、風の宮の侍女たちが、悪いわけではありません。王族の方々を敬っているからこその行動でしたから」
「他国の皇女に、毒の神の加護があるとは、誰も気づいていませんでしたからね」
カミルは笑っていたけど、アレシュ様は笑わなかった。
風の宮の侍女たちが、従わなかったことが、気がかりなのだと思う。
「アレシュ様。私は少しずつ仲良くなっていけばいいと思っています」
私は長旅だと思っていたけど、アレシュ様にすれば、それほどでもなかったようだった。
「一ヶ月程度なら、ちょっと遊びに行く程度だ」
「そうやって、ふらふら旅をするから、旅の期間を区切られたんですよ」
ちょっとお説教ぎみに言ったのは、アレシュ様の幼馴染みで、護衛のカミルだった。
カミルは赤毛が特徴的で、お姉様が一人いるのだとか。
医療院に付属する学院にて、勉強中のお姉様は、とても優秀な方で王妃様とも仲が良いと聞く。
私を退屈させないようにと思ってか、カミルは道中、家族の話や昔のアレシュ様の話を聞かせてくれ、親しくなった。
新婚旅行の護衛は、カミルと部下数名が任されている。
そして、侍女は信頼できる数名の者に絞り、アレシュ様が選んだ者ばかり。
その中には、水の宮の侍女であるナタリーも含まれていた。
「風の宮の侍女たちは、しばらく謹慎中です。シルヴィエ様が解雇しないよう言ってくださらなければ、彼女たちは全員解雇でした」
宿泊している場所から、廟までの道のりは険しいこともあり、侍女でも馬に乗れる者だけがついてきた。
残りの侍女は王家が所有する屋敷で、待機している。
ナタリーは馬にも乗れ、護身術もできるそうで、侍女とは思えない教養も持ちあわせており、シュテファン様の王宮では、かなり頼りにされていた。
「ナタリーがいてくれて助かっています。でも、風の宮の侍女たちが、悪いわけではありません。王族の方々を敬っているからこその行動でしたから」
「他国の皇女に、毒の神の加護があるとは、誰も気づいていませんでしたからね」
カミルは笑っていたけど、アレシュ様は笑わなかった。
風の宮の侍女たちが、従わなかったことが、気がかりなのだと思う。
「アレシュ様。私は少しずつ仲良くなっていけばいいと思っています」