呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「レネの毒は、解毒できるのでしょうか?」
「程度によるな。俺の場合は危害を加えた部類だが、軽いものだった。悪意の度合いによって、複雑で解毒が難しいものになる」 
「悪意ですか……」

 レネがいても一度与えた毒は、解毒はできないのだと知った。
 やはり、なにかあった時には、解毒薬を調合できたほうがいい。
 毒の神の大司教様が、詳しく教えてくれた。

「毒の神の毒は複雑です。特に慢性的な毒である場合、それは罰の意味合いも含まれています。よほどのことをされなければ、そんなことにはならないのですが……」

 アレシュ様はわかっていたのか、説明を聞いてうなずいた。

「簡単に解毒できないような毒を与えられたというのなら、シルヴィエを傷つけるのが目的だのだろう」
「だから、ロザリエ皇女は体が弱かったんですか。自業自得ですね」

 カミルはあきれた顔をしていた。
 ロザリエに与えられたのは、罰だったのだろうと思う。
 できることなら、これから先は、アレシュ様たちのように、自分の意思で力を使いたい。

 ――私はロザリエを傷つけたかったわけではなかったから。

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