呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「泣かないでください。誤解されたのも当然です。私は敵国の皇女ですし、すぐに信じてもらえるとは思っていませんでした」
ナタリーが冷たい声で言った。
「それでも、風の宮の主であるアレシュ様が、選ばれた女性です。お世話を放棄するなど、侍女としてあるまじき行為ですね」
「ナタリーはシュテファン様を信頼していますからね」
「シュテファン様ほど、賢く可愛らしい方はいらっしゃいません! もし、シュテファン様がアレシュ様と同じ立場に置かれたらと思うと、胸が痛んで……! 地の果てまで追いつめますよ」
風の宮の侍女だけでなく、水の宮の侍女が、ナタリーの殺気を含んだ低い声に、軽く身を引く。
「おい、ナタリー。俺がまるで、裏切られたみたいな言い方をするなよ」
「裏切られてるんですよ。まあ、私の目が黒いうちは、シュテファン様にそんな真似させませんけどね」
無表情でいることが多いナタリーだけど、シュテファン様に関しては違っていた。
涙をぬぐう真似をし、キッと侍女たちをにらみつけた。
シュテファン様への愛が大きすぎて、そのせいか、なおさら風の宮の侍女にあたりがきつい。
ナタリーが冷たい声で言った。
「それでも、風の宮の主であるアレシュ様が、選ばれた女性です。お世話を放棄するなど、侍女としてあるまじき行為ですね」
「ナタリーはシュテファン様を信頼していますからね」
「シュテファン様ほど、賢く可愛らしい方はいらっしゃいません! もし、シュテファン様がアレシュ様と同じ立場に置かれたらと思うと、胸が痛んで……! 地の果てまで追いつめますよ」
風の宮の侍女だけでなく、水の宮の侍女が、ナタリーの殺気を含んだ低い声に、軽く身を引く。
「おい、ナタリー。俺がまるで、裏切られたみたいな言い方をするなよ」
「裏切られてるんですよ。まあ、私の目が黒いうちは、シュテファン様にそんな真似させませんけどね」
無表情でいることが多いナタリーだけど、シュテファン様に関しては違っていた。
涙をぬぐう真似をし、キッと侍女たちをにらみつけた。
シュテファン様への愛が大きすぎて、そのせいか、なおさら風の宮の侍女にあたりがきつい。