呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
王族だけの会話――つまり、これからされる話が、内密な話であることがわかる。
それがなんであるか、すでにアレシュ様にはわかっていた。
「父上。途中で使者から聞きました。レグヴラーナ帝国から、ラドヴァン皇子とロザリエ皇女がやってくるというのは、本当ですか?」
――お兄様とロザリエが、こちらへ?
なぜ、二人がドルトルージェ王国へやってくるのだろう。
二度と来ないと思っていた。
アレシュ様の表情は険しく、国王陛下と王妃様も同じ。
「帝国は以前より、こちらを敵国とみなしているからな。だが、皇位継承権を持つ子供を二人同時に寄越すのには、意味があるのか」
「俺が誕生パーティーへ行った時、ロザリエ皇女の体は弱かった。健康であると見せかけたいのかもしれないですね」
アレシュ様はロザリエをよく思っていないらしく、笑っていたけれど、目は冷ややかだった。
「俺としては、ラドヴァン皇子が皇帝になったほうがいいと思ってますよ。今のレグヴラーナ帝国の民に必要なのは、戦争で荒れた土地を癒す内政者です」
――アレシュ様はよく人を見ていらっしゃる。
それがなんであるか、すでにアレシュ様にはわかっていた。
「父上。途中で使者から聞きました。レグヴラーナ帝国から、ラドヴァン皇子とロザリエ皇女がやってくるというのは、本当ですか?」
――お兄様とロザリエが、こちらへ?
なぜ、二人がドルトルージェ王国へやってくるのだろう。
二度と来ないと思っていた。
アレシュ様の表情は険しく、国王陛下と王妃様も同じ。
「帝国は以前より、こちらを敵国とみなしているからな。だが、皇位継承権を持つ子供を二人同時に寄越すのには、意味があるのか」
「俺が誕生パーティーへ行った時、ロザリエ皇女の体は弱かった。健康であると見せかけたいのかもしれないですね」
アレシュ様はロザリエをよく思っていないらしく、笑っていたけれど、目は冷ややかだった。
「俺としては、ラドヴァン皇子が皇帝になったほうがいいと思ってますよ。今のレグヴラーナ帝国の民に必要なのは、戦争で荒れた土地を癒す内政者です」
――アレシュ様はよく人を見ていらっしゃる。