呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「レグヴラーナ帝国から怪しげな手紙が届いたというから、俺も一緒に来たんだが」
「怪しくありませんでしたよ」
ものすごく疑っているけれど、中身を読んだら、きっとそんな気持ちもなくなるはずだ。
アレシュ様は腕のヴァルトルを窓から放ち、手甲を外す。
今日の仕事はこれで終わったらしく、侍女たちはお湯や着替えを用意する。
よく見ると、アレシュ様は王宮の外に出掛けていたのか、草や砂が衣服に残っていた。
「ロザリエからの手紙です。ぜひ、アレシュ様もご覧になってください」
あまりに嬉しくて、得意顔で手紙を差し出した。
アレシュ様は受け取り、さっと手紙に目を通したかと思うと、すぐに苦笑を浮かべた。
なぜ、そんな顔をしたのか、私にはわからなかった。
「それで、この手紙を額にいれて、飾っておきたいのですが……」
「シルヴィエ」
「はい?」
「俺はお前を傷つける者は許さない。だからこそ、隠さずに言う」
アレシュ様は侍女が持ってきたお湯で、手を洗い、砂を落とす。
「ヴァルトルの目を使い、帝国との国境ギリギリまで飛ばした。越えてもよかったが、そうする必要がなかった」
「怪しくありませんでしたよ」
ものすごく疑っているけれど、中身を読んだら、きっとそんな気持ちもなくなるはずだ。
アレシュ様は腕のヴァルトルを窓から放ち、手甲を外す。
今日の仕事はこれで終わったらしく、侍女たちはお湯や着替えを用意する。
よく見ると、アレシュ様は王宮の外に出掛けていたのか、草や砂が衣服に残っていた。
「ロザリエからの手紙です。ぜひ、アレシュ様もご覧になってください」
あまりに嬉しくて、得意顔で手紙を差し出した。
アレシュ様は受け取り、さっと手紙に目を通したかと思うと、すぐに苦笑を浮かべた。
なぜ、そんな顔をしたのか、私にはわからなかった。
「それで、この手紙を額にいれて、飾っておきたいのですが……」
「シルヴィエ」
「はい?」
「俺はお前を傷つける者は許さない。だからこそ、隠さずに言う」
アレシュ様は侍女が持ってきたお湯で、手を洗い、砂を落とす。
「ヴァルトルの目を使い、帝国との国境ギリギリまで飛ばした。越えてもよかったが、そうする必要がなかった」