呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
最近、アレシュ様が忙しそうにしていたのは、偵察のためなのだとわかった。
今もヴァルトルを飛ばしたのは、帝国からやってくる兵士たちを警戒しているから。
もちろん、ドルトルージェ王国にとって、レグヴラーナ帝国は信用できない国だと、わかっているけれど――
「国境に大勢の兵士がいるのを確認した」
「お兄様とロザリエを守るためではないのですか?」
「どうだろうな……」
アレシュ様は私が傷つくと思ったのか、それ以上、詳しく言わなかった。
「そ、そうですよね! 私もおかしいと思ったんです。でも、ロザリエが私に手紙を書いてくれたことは、喜んでいいですよね?」
「ああ……」
「生まれて初めて手紙をもらったので、深く考えず、浮かれてしまいました」
なんて、お恥ずかしい……
幽閉時代の自分が、時々出てしまい、王太子妃としての振る舞いではなかったと反省した。
額に飾るのは諦めて、戸棚の中に仕舞った。
――浮かれてないで、もっと深刻に考えなければなりません。国境にいる兵が動き、帝国が攻めて込んできたら、ドルトルージェ王国での私の立場は悪くなり、民は私を憎むでしょう。
今もヴァルトルを飛ばしたのは、帝国からやってくる兵士たちを警戒しているから。
もちろん、ドルトルージェ王国にとって、レグヴラーナ帝国は信用できない国だと、わかっているけれど――
「国境に大勢の兵士がいるのを確認した」
「お兄様とロザリエを守るためではないのですか?」
「どうだろうな……」
アレシュ様は私が傷つくと思ったのか、それ以上、詳しく言わなかった。
「そ、そうですよね! 私もおかしいと思ったんです。でも、ロザリエが私に手紙を書いてくれたことは、喜んでいいですよね?」
「ああ……」
「生まれて初めて手紙をもらったので、深く考えず、浮かれてしまいました」
なんて、お恥ずかしい……
幽閉時代の自分が、時々出てしまい、王太子妃としての振る舞いではなかったと反省した。
額に飾るのは諦めて、戸棚の中に仕舞った。
――浮かれてないで、もっと深刻に考えなければなりません。国境にいる兵が動き、帝国が攻めて込んできたら、ドルトルージェ王国での私の立場は悪くなり、民は私を憎むでしょう。