呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「手紙を送るより、自分で言葉を伝えるほうが得意ですからね。口で言うほうが早いと言って、王宮からよく抜け出して、手紙を送る相手の元へ遊びに行ってたんですよ」
「おい、ばらすな」
前髪をぐしゃぐしゃにして、手でかきあげ、アレシュ様はうなる。
「アレシュ様にも苦手なことがあるとわかったので、安心しました」
「ぐ……。待ってろ。今、すごい手紙を書いているからな!」
「はい。楽しみにしております」
侍女たちがちらちらと私を見てきた。
「あのぅ、恐れながら、私たちもシルヴィエ様に手紙を書いてもよろしいですか?」
「まあ! 私に手紙をいただけるのですか? とっても嬉しいです。ぜひ、お返事させてください!」
わあっと歓声が起きる。
この国で、まだ友人も知り合いもいない私にとって、侍女たちが教えてくれるドルトルージェ王国の日常は、興味深く面白い。
家族のこと、犬のこと、ドルトルージェ王国の四季のについて――どれも楽しくて、目新しいものばかり。
「私は幸せ者ですね……」
一生懸命書いているアレシュ様と侍女たちの姿を眺め、しみじみ心から、そう思った。
「おい、ばらすな」
前髪をぐしゃぐしゃにして、手でかきあげ、アレシュ様はうなる。
「アレシュ様にも苦手なことがあるとわかったので、安心しました」
「ぐ……。待ってろ。今、すごい手紙を書いているからな!」
「はい。楽しみにしております」
侍女たちがちらちらと私を見てきた。
「あのぅ、恐れながら、私たちもシルヴィエ様に手紙を書いてもよろしいですか?」
「まあ! 私に手紙をいただけるのですか? とっても嬉しいです。ぜひ、お返事させてください!」
わあっと歓声が起きる。
この国で、まだ友人も知り合いもいない私にとって、侍女たちが教えてくれるドルトルージェ王国の日常は、興味深く面白い。
家族のこと、犬のこと、ドルトルージェ王国の四季のについて――どれも楽しくて、目新しいものばかり。
「私は幸せ者ですね……」
一生懸命書いているアレシュ様と侍女たちの姿を眺め、しみじみ心から、そう思った。