呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「あの、ロザリエ?」
挨拶を返さない私に、不思議そうにお姉様は首を傾げた。
幸せそうなお姉様にイライラした。
――こっちの体調くらい見てわからないの?
お姉様の毒のせいで弱った体は痩せ細り、疲れないように外出を控えているから、肌は青白い。
髪はつやを失い、ばさばさしていた。
「嫌みなの? 私を弱らせるために、外でのパーティーにしたのかしら?」
「いいえ。適度な日光は体を健康にします。抵抗力を上げて、毒を抑えていく方法を……」
「お姉様に指示されたくないの! お兄様、気分が悪いわ! 日陰に連れていって!」
ハンカチで口元を抑え、お兄様に指示すると、車椅子を押して、日陰へ移動した。
ドルトルージェ王国の令嬢たちは、お姉様とまださほど仲がよくないようで、遠巻きにしている。
――ふふっ。これは、私の読みどおりね。
お兄様が庭師のハヴェルをスパイとして、ドルトルージェへ送り込んだことは、監視の人間を通じて知っていた。
だから、ハヴェルから連絡を受け、お兄様に報告した内容は、ぜーんぶ私に筒抜け。
挨拶を返さない私に、不思議そうにお姉様は首を傾げた。
幸せそうなお姉様にイライラした。
――こっちの体調くらい見てわからないの?
お姉様の毒のせいで弱った体は痩せ細り、疲れないように外出を控えているから、肌は青白い。
髪はつやを失い、ばさばさしていた。
「嫌みなの? 私を弱らせるために、外でのパーティーにしたのかしら?」
「いいえ。適度な日光は体を健康にします。抵抗力を上げて、毒を抑えていく方法を……」
「お姉様に指示されたくないの! お兄様、気分が悪いわ! 日陰に連れていって!」
ハンカチで口元を抑え、お兄様に指示すると、車椅子を押して、日陰へ移動した。
ドルトルージェ王国の令嬢たちは、お姉様とまださほど仲がよくないようで、遠巻きにしている。
――ふふっ。これは、私の読みどおりね。
お兄様が庭師のハヴェルをスパイとして、ドルトルージェへ送り込んだことは、監視の人間を通じて知っていた。
だから、ハヴェルから連絡を受け、お兄様に報告した内容は、ぜーんぶ私に筒抜け。