呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
お姉様は侍女が持っていきた銀のトレイから、茶色の小瓶を受けとった。
「解毒薬です」
解毒薬だと言って、その茶色の小瓶を私に差し出した。
「これはドルトルージェ王国で調合した解毒薬で、なかなか手に入らない材料ばかりです。だから、ひと瓶しかありません」
――毒に決まっている!
お姉様は私に復讐するつもりなのだ。
「少しでもよくなればと思い、医療院に無理を言って調合していただきました。こちらの国の薬草師はとても優秀で、私もいずれ薬草師になるつもりです」
嬉々として語るお姉様が、ますます信じられなかった。
皇女が薬草師を目指すなんて、あり得ない。
「そして、いつかレネの力を上回る解毒薬を調合できるようになりたいと思っています」
私を毒殺しようとして、適当なことを言って、誤魔化しているんだわ!
私の手に茶色の小瓶を握らせ、にっこり微笑んだお姉様。
「私を毒殺しようとしているくせに、よくそんな善人ぶった顔ができるわねっ!」
「毒殺?」
茶色の小瓶を地面に叩きつけると、粉々に砕けて、破片が散らばった。
「ロザリエ! どうして……」
「解毒薬です」
解毒薬だと言って、その茶色の小瓶を私に差し出した。
「これはドルトルージェ王国で調合した解毒薬で、なかなか手に入らない材料ばかりです。だから、ひと瓶しかありません」
――毒に決まっている!
お姉様は私に復讐するつもりなのだ。
「少しでもよくなればと思い、医療院に無理を言って調合していただきました。こちらの国の薬草師はとても優秀で、私もいずれ薬草師になるつもりです」
嬉々として語るお姉様が、ますます信じられなかった。
皇女が薬草師を目指すなんて、あり得ない。
「そして、いつかレネの力を上回る解毒薬を調合できるようになりたいと思っています」
私を毒殺しようとして、適当なことを言って、誤魔化しているんだわ!
私の手に茶色の小瓶を握らせ、にっこり微笑んだお姉様。
「私を毒殺しようとしているくせに、よくそんな善人ぶった顔ができるわねっ!」
「毒殺?」
茶色の小瓶を地面に叩きつけると、粉々に砕けて、破片が散らばった。
「ロザリエ! どうして……」