呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「でも、お姉様は呪われてるのよ? お姉様が死んだ後、私を呪ったらどうするの?」

 その言葉に、私はハッとした。
 
 ――私の呪われた体を理由に、お父様を脅せばよかったのですね!

 お父様を脅す発想は思い浮かばなかった。

「ロザリエ……。私のために……」
 
 じーんと感動していると、ロザリエは心底嫌そうな顔で、私を見た。

「お姉様の呪いを受けたら、今度こそ、私は死んでしまうかも」
「ロザリエが死ぬ!?」

 お父様は慌て出した。
 そして、お父様は私の姿を確認するように、こちらを見た。

「そうですね。私は神に呪われた身。自分でもなにが起こるかわからないのです。ただひとつだけ、はっきりしてます」
「なんだと?」
「私に危害を加えた者は、全員、死ぬか呪われるか、そのどちらかの運命を辿っているということです」

 お父様はうなった。
 盲点だったというような顔をしている。
 実際、正体不明の神様。
 けれど、今までの情報を整理すると、私に危害を加えた人間は、等しく死か呪いを与えられる。
 この事実は、私の処刑を考え直すに値するものだった。

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