呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
作りかけだった庭には、置いたままの資材が山ほどあるし、木の実がなる木もあった。
地面には木の枝が大量に落ちているだけでなく、剪定された後の木の枝が、片付けられることなく、庭の隅に積まれている。
「火を使う時の燃料はばっちり確保できましたね」
片付けられていない去年の落ち葉が、腐葉土を作っている。
「ああ、天の恵みよ……! これが噂の腐葉土というものですか!」
なにもかもが、私にとって目新しいものばかり。
皇宮の図書室には、帝国が持つ知識が記された書物が大量にあり、農業はもちろん医療、政治、法律、歴史などの書物が幅広く収蔵されていた。
禁書がある書庫には入れなかったものの、図書室の本はすべて読み尽くし、頭の中に入っている。
「食事も出るようになって、すごく助かります。牢屋に入れられなくて、本当によかった……」
幽閉生活が始まり、数日は食料確保のため、畑を中心に活動した。
そんな生活を送ること数日。
私に専属の侍女が一人、与えられた。
私の世話をするのは、老いた侍女だけと、お父様は決めたようだ。
でも、彼女は優秀だった。
地面には木の枝が大量に落ちているだけでなく、剪定された後の木の枝が、片付けられることなく、庭の隅に積まれている。
「火を使う時の燃料はばっちり確保できましたね」
片付けられていない去年の落ち葉が、腐葉土を作っている。
「ああ、天の恵みよ……! これが噂の腐葉土というものですか!」
なにもかもが、私にとって目新しいものばかり。
皇宮の図書室には、帝国が持つ知識が記された書物が大量にあり、農業はもちろん医療、政治、法律、歴史などの書物が幅広く収蔵されていた。
禁書がある書庫には入れなかったものの、図書室の本はすべて読み尽くし、頭の中に入っている。
「食事も出るようになって、すごく助かります。牢屋に入れられなくて、本当によかった……」
幽閉生活が始まり、数日は食料確保のため、畑を中心に活動した。
そんな生活を送ること数日。
私に専属の侍女が一人、与えられた。
私の世話をするのは、老いた侍女だけと、お父様は決めたようだ。
でも、彼女は優秀だった。