呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
とろっとした果実が甘くなり、ジャムの代わりになる。
「美味しそうだな……」
「お、おい。果物を干してるぞ!?」
「芋もな」
天日干しされた芋や果物は、私のおやつ用。
風に揺れるおやつ(予定)を眺め、うっとりした。
「早く乾燥してね。私のおやつちゃんたち」
庭へやってくる小鳥たちには、パン屑を分け与える。
可愛い小鳥をそっと手のひらにのせた。
素手では、小鳥が危険なので、もちろん手袋をして触れている。
食事が終わったら、小鳥たちは飛び去っていく。
小鳥たちを見送り、空を眺めていると、滅多に見かけない大きな鳥が飛んでいた。
「あれは鷹?」
翼を水平にし、皇宮の上空を真っ直ぐ飛ぶ。
いつもと違う鳥を目にしたからか、今日が特別な日に思えた。
――確かに特別な日になった。
いつもはゆるゆるな空気でいる兵士たちが、甲冑の音をやかましく鳴らし、私がいる奥の部屋の通路を塞ぐ扉を開けた。
「ラドヴァンお兄様……」
久しぶりに現れたお兄様は、以前と変わらず、黒髪とマントをなびかせ、堂々とした姿を見せた。
「美味しそうだな……」
「お、おい。果物を干してるぞ!?」
「芋もな」
天日干しされた芋や果物は、私のおやつ用。
風に揺れるおやつ(予定)を眺め、うっとりした。
「早く乾燥してね。私のおやつちゃんたち」
庭へやってくる小鳥たちには、パン屑を分け与える。
可愛い小鳥をそっと手のひらにのせた。
素手では、小鳥が危険なので、もちろん手袋をして触れている。
食事が終わったら、小鳥たちは飛び去っていく。
小鳥たちを見送り、空を眺めていると、滅多に見かけない大きな鳥が飛んでいた。
「あれは鷹?」
翼を水平にし、皇宮の上空を真っ直ぐ飛ぶ。
いつもと違う鳥を目にしたからか、今日が特別な日に思えた。
――確かに特別な日になった。
いつもはゆるゆるな空気でいる兵士たちが、甲冑の音をやかましく鳴らし、私がいる奥の部屋の通路を塞ぐ扉を開けた。
「ラドヴァンお兄様……」
久しぶりに現れたお兄様は、以前と変わらず、黒髪とマントをなびかせ、堂々とした姿を見せた。