呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
毎日、顔を合わせるからか、私に対して、兵士たちは(おかしな方向に)情が湧いてしまったらしい。
「それで、今日はどんなパーティーが開かれるのですか?」
兵士たちは言いにくそうにしていたけど、私の顔が明るかったからか、教えてくれた。
「ロザリエ様の誕生パーティーです」
「十五歳になられたので、結婚相手を探すとか。他国の王子たちも招待されたらしいですよ」
年頃になったなら、結婚を考えるのは当たり前だ。
皇女なら、なおさら嫁ぎ先も相手も、厳選されたものになる。
結婚はともかく、帝国の外から招待される異国のお客様たちに興味があり、うらやましく感じた。
もっと広い世界を見て、知識を得たいと思っていたから。
「そう……」
呪いを受けた身であるから、人に触れてはならない。
なにかあっては困るから、人前に出てはいけない。
そう言われて育った私は、パーティーに出席しようと思わなかった。
でも、自由になりたいと思っている自分がいることに気づいた。
――皇宮の外を見てみたい。
空を見上げ、鷹を探す。
けれど、鷹はどこへ行ってしまったのか、空にその姿を見ることはできなかった。
壁と鉄格子に囲まれた場所にも、楽隊がパーティーの曲を練習する音が聴こえてくる。
ロザリエの誕生日を祝うパーティーが始まろうとしていた。
「それで、今日はどんなパーティーが開かれるのですか?」
兵士たちは言いにくそうにしていたけど、私の顔が明るかったからか、教えてくれた。
「ロザリエ様の誕生パーティーです」
「十五歳になられたので、結婚相手を探すとか。他国の王子たちも招待されたらしいですよ」
年頃になったなら、結婚を考えるのは当たり前だ。
皇女なら、なおさら嫁ぎ先も相手も、厳選されたものになる。
結婚はともかく、帝国の外から招待される異国のお客様たちに興味があり、うらやましく感じた。
もっと広い世界を見て、知識を得たいと思っていたから。
「そう……」
呪いを受けた身であるから、人に触れてはならない。
なにかあっては困るから、人前に出てはいけない。
そう言われて育った私は、パーティーに出席しようと思わなかった。
でも、自由になりたいと思っている自分がいることに気づいた。
――皇宮の外を見てみたい。
空を見上げ、鷹を探す。
けれど、鷹はどこへ行ってしまったのか、空にその姿を見ることはできなかった。
壁と鉄格子に囲まれた場所にも、楽隊がパーティーの曲を練習する音が聴こえてくる。
ロザリエの誕生日を祝うパーティーが始まろうとしていた。