呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「決まっている。敵国レグヴラーナの情報収集だ」

 そのために、このパーティーの招待を受けた。
 敵の本拠地に、堂々と入れる機会は少ない。
 この機会に皇宮内を把握しておこうというわけだ。

「承知しました。お気を付けて」

 人の良さそうな笑みを浮かべたカミルは、俺と背格好が似た男を呼び、俺の上着を渡す。
 俺はレグヴラーナ帝国の兵士の服装に着替えた。
 そして、ヴァルトルを夜空へ放つ。

 ――俺の 本番(パーティー)はこれからだ。
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