呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「シルヴィエに?」
目に見えて、お兄様は動揺した。
私がお姉様に嫌がらせすると思っているから、会わせたくないに決まってる。
ただ会うだけなのに、そんな警戒しないで欲しいわ。
「私がこれだけ苦しいんですもの。お姉様が私より苦しい生活をしていないと、納得できないわっ!」
「わざわざ見に行かなくともわかる。シルヴィエの生活は楽ではない。粗末なドレスと下働きより、ひどい食事だ」
「どうして、お兄様がそれを知っているの? まるで、私に内緒で会ってきたみたい」
お兄様はハッとして、黙り込んだ。
やっぱり私に内緒で会っていたのね。
あのプレゼントの数々は、ぜんぶお姉様のため。
そう思うと、ますます腹が立つ。
お姉様が調合した薬なんて、絶対飲んであげないんだからっ!
「お兄様! 早く車いすに乗せて、連れていってちょうだい!」
「……わかった」
お兄様は前回のこともあってか、剣を置き、武器となるものを持たなかった。
私の車椅子を黙って押す。
お父様の怒りを恐れ、お兄様は私の言いなりになっている。
でも、私から剣を奪われたことを隠してあげたんだから、これくらい当然よ。
目に見えて、お兄様は動揺した。
私がお姉様に嫌がらせすると思っているから、会わせたくないに決まってる。
ただ会うだけなのに、そんな警戒しないで欲しいわ。
「私がこれだけ苦しいんですもの。お姉様が私より苦しい生活をしていないと、納得できないわっ!」
「わざわざ見に行かなくともわかる。シルヴィエの生活は楽ではない。粗末なドレスと下働きより、ひどい食事だ」
「どうして、お兄様がそれを知っているの? まるで、私に内緒で会ってきたみたい」
お兄様はハッとして、黙り込んだ。
やっぱり私に内緒で会っていたのね。
あのプレゼントの数々は、ぜんぶお姉様のため。
そう思うと、ますます腹が立つ。
お姉様が調合した薬なんて、絶対飲んであげないんだからっ!
「お兄様! 早く車いすに乗せて、連れていってちょうだい!」
「……わかった」
お兄様は前回のこともあってか、剣を置き、武器となるものを持たなかった。
私の車椅子を黙って押す。
お父様の怒りを恐れ、お兄様は私の言いなりになっている。
でも、私から剣を奪われたことを隠してあげたんだから、これくらい当然よ。