呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
お姉様がいる皇宮の片隅までの通路には鉄格子があった。
「鉄格子がつけられたのね。罪人だから当たり前だけど、どんな惨めな生活をしているのか、楽しみだわ。ね? お兄様?」
「ああ……」
「まさか、お兄様はお姉様の味方じゃないわよね?」
「ロザリエの味方だ」
お兄様は迷わず答える。
それで、少しは気分がよくなった。
兵士が鉄格子を開けると、大きな鈴がやかましく鳴り響き、思わず、両耳を塞いだ。
私もお兄様も顔をしかめた。
「なんだ。この鈴は!」
監視役の兵士が慌てて、駆けつけてきた。
「あっ、えーと。これは侵入者が来たら、知らせるための鈴です!」
「侵入者? こんなところに忍び込むのは、ネズミくらいじゃなくて?」
兵士は直立不動で答えた。
「シルヴィエ様の逃亡を防ぐためでもございます!」
「ふうん? 仕事熱心なのね」
お姉様が逃亡しないためなら、なんでもいいわ。
そう思って、進んでいくと、そこは――
「農園?」
畑が広がっていた。
そこで、お姉様はドレスの裾と腕をまくり、イキイキとした顔をしている。
「鉄格子がつけられたのね。罪人だから当たり前だけど、どんな惨めな生活をしているのか、楽しみだわ。ね? お兄様?」
「ああ……」
「まさか、お兄様はお姉様の味方じゃないわよね?」
「ロザリエの味方だ」
お兄様は迷わず答える。
それで、少しは気分がよくなった。
兵士が鉄格子を開けると、大きな鈴がやかましく鳴り響き、思わず、両耳を塞いだ。
私もお兄様も顔をしかめた。
「なんだ。この鈴は!」
監視役の兵士が慌てて、駆けつけてきた。
「あっ、えーと。これは侵入者が来たら、知らせるための鈴です!」
「侵入者? こんなところに忍び込むのは、ネズミくらいじゃなくて?」
兵士は直立不動で答えた。
「シルヴィエ様の逃亡を防ぐためでもございます!」
「ふうん? 仕事熱心なのね」
お姉様が逃亡しないためなら、なんでもいいわ。
そう思って、進んでいくと、そこは――
「農園?」
畑が広がっていた。
そこで、お姉様はドレスの裾と腕をまくり、イキイキとした顔をしている。