呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
顔と手が泥だらけになっていたからか、慌てて水で落としている最中だった。
眩しいくらい健康的で、心なしか、閉じ込められる前より、活発になっていた。
誰とも会わないからか、ヴェールも手袋もなしで、自由に過ごしているようだった。
「来るとは思っていなかったから、身だしなみが整っていなくて、ごめんなさい。今、畑仕事をしていたところだったんです」
「なにこれ……」
芋の蔓や豆の葉が育ち、荒れていたはずの土地は綺麗に整備されていた。
帆布で作られたタープの下には、石のテーブルと椅子が置かれ、ガラスの水差しには、ハーブが入った水が用意されている。
畑仕事の合間に飲んでいたのかもしれない。
「遊びに来てくれて嬉しいですわ。今、ハーブティーをご用意しますね」
「いらないわよっ!」
「まあ……」
お姉様が痩せ細り、粗末なドレスとボロボロの部屋で暮らしている姿を見に来たのに、想像していた姿とまったく違っていた。
お兄様も驚き、言葉を失っていた。
そして、お姉様に向ける目は優しかった。
口ではお姉様の味方ではないというけど、本当は誰よりもお姉様の味方でいたいと思っている。
眩しいくらい健康的で、心なしか、閉じ込められる前より、活発になっていた。
誰とも会わないからか、ヴェールも手袋もなしで、自由に過ごしているようだった。
「来るとは思っていなかったから、身だしなみが整っていなくて、ごめんなさい。今、畑仕事をしていたところだったんです」
「なにこれ……」
芋の蔓や豆の葉が育ち、荒れていたはずの土地は綺麗に整備されていた。
帆布で作られたタープの下には、石のテーブルと椅子が置かれ、ガラスの水差しには、ハーブが入った水が用意されている。
畑仕事の合間に飲んでいたのかもしれない。
「遊びに来てくれて嬉しいですわ。今、ハーブティーをご用意しますね」
「いらないわよっ!」
「まあ……」
お姉様が痩せ細り、粗末なドレスとボロボロの部屋で暮らしている姿を見に来たのに、想像していた姿とまったく違っていた。
お兄様も驚き、言葉を失っていた。
そして、お姉様に向ける目は優しかった。
口ではお姉様の味方ではないというけど、本当は誰よりもお姉様の味方でいたいと思っている。