呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
私の畑仕事を手伝ってくれたり、重い石を運んでくれたりと、本当に助かっている。
「いやぁ~。通路に鈴をつけておいて正解でした」
「お兄様とロザリエが、まさかこちらへ来るなんて思ってませんでした。はぁ……。泥だらけで、みっともないところをお見せしてしまいました……」
せめて、泥を落としてから二人と会うべきだったのに、間に合わなかった。
「でも、お兄様もロザリエも怒っていませんでした。心が広いですね」
皇女が畑仕事なんて、もってのほか!
なんて、言われるかと心配していたけど、言われずに済んでよかった……
そんなことを思いながら、パン焼き窯に火をいれ、お湯を沸かしながら、隅っこに芋を置く。
焼けた芋はすり潰し、小麦粉を混ぜて成形してから、パン焼き窯で両面を焼く。
小麦粉は兵士たちからの差し入れで、届けてくれたもの。
「芋のお菓子ですか?」
「ええ。夜勤の人たち用の夜食です」
平べったい芋のおやつは、ほんのり甘く優しい味がする。
「くっ! 俺は今日、日勤だ!」
「夜勤の奴、うらやましい!」
「いやぁ~。通路に鈴をつけておいて正解でした」
「お兄様とロザリエが、まさかこちらへ来るなんて思ってませんでした。はぁ……。泥だらけで、みっともないところをお見せしてしまいました……」
せめて、泥を落としてから二人と会うべきだったのに、間に合わなかった。
「でも、お兄様もロザリエも怒っていませんでした。心が広いですね」
皇女が畑仕事なんて、もってのほか!
なんて、言われるかと心配していたけど、言われずに済んでよかった……
そんなことを思いながら、パン焼き窯に火をいれ、お湯を沸かしながら、隅っこに芋を置く。
焼けた芋はすり潰し、小麦粉を混ぜて成形してから、パン焼き窯で両面を焼く。
小麦粉は兵士たちからの差し入れで、届けてくれたもの。
「芋のお菓子ですか?」
「ええ。夜勤の人たち用の夜食です」
平べったい芋のおやつは、ほんのり甘く優しい味がする。
「くっ! 俺は今日、日勤だ!」
「夜勤の奴、うらやましい!」