呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
10 嫁ぎ先の決定
幽閉生活が始まって二年――
私の結婚は極秘らしく、あの夜以来、お兄様以外の口から語られることはなかった。
お兄様が訪れ、私に結婚の話をしたことは、夢だったような気がして、誰にも言えずに胸の中に仕舞っていた。
けれど、その日は突然やってきた。
「シルヴィエ。お前は敵国ドルトルージェへ嫁げ」
そうお父様に告げられた時、私は十八歳、ロザリエは十七歳になっていた。
『敵国に嫁がせていただきありがとうございます!』
つい、口からポロリとでた感謝の気持ち。
お父様たちから顰蹙を買い、気まずい空気になった。
その上、お父様は私に非情な命令を下した。
『第一皇女シルヴィエに命じる。夫となるアレシュ王子を殺せ』
結婚と同時に、夫を殺せと命じられた。
私の呪いの力で、敵国の王子を殺し、帝国の役に立てということらしい。
暗殺が成功すれば、ここへ帰してやるという話だけど――
「戻っても、また幽閉生活ですよね」
私の結婚は極秘らしく、あの夜以来、お兄様以外の口から語られることはなかった。
お兄様が訪れ、私に結婚の話をしたことは、夢だったような気がして、誰にも言えずに胸の中に仕舞っていた。
けれど、その日は突然やってきた。
「シルヴィエ。お前は敵国ドルトルージェへ嫁げ」
そうお父様に告げられた時、私は十八歳、ロザリエは十七歳になっていた。
『敵国に嫁がせていただきありがとうございます!』
つい、口からポロリとでた感謝の気持ち。
お父様たちから顰蹙を買い、気まずい空気になった。
その上、お父様は私に非情な命令を下した。
『第一皇女シルヴィエに命じる。夫となるアレシュ王子を殺せ』
結婚と同時に、夫を殺せと命じられた。
私の呪いの力で、敵国の王子を殺し、帝国の役に立てということらしい。
暗殺が成功すれば、ここへ帰してやるという話だけど――
「戻っても、また幽閉生活ですよね」