呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
お兄様が皇帝に即位しても幽閉すると言っているのだから、私のレグヴラーナ帝国での将来は、幽閉一択。
「敵国がどんな国なのか、わかりませんが、幽閉が報酬になると考えているお父様たちの元へ戻る意味はあるのでしょうか……」
呪われた娘と呼んで、両親はこの二年、私の顔さえ、一度も見に来たことはなかった。
唯一、やってきたのはお兄様だけ。
そのお兄様も罪滅ぼしのつもりなのか、嫌みを言って、差し入れを置いて帰るという謎の行動。
二年間で、私と家族の溝が埋まることはなかったし、ロザリエが私を傷つけた事実も誤魔化されたまま。
「敵国とはいえ、私が呪われていると、気づかれないようにすれば、それなりの生活は送れるはずですよね!」
頑張ろうっと気合いを入れ、ぐっと拳を握りしめた。
でも、仲良くなった兵士たちや庭師のハヴェルと別れるのは、寂しい気がした。
二年の間で、すっかり仲良くなり、おやつや夜食のお礼に、小麦粉や本、料理に必要な砂糖や香辛料などいただいている。
私が部屋に戻ると――
「また野郎に囲まれた汗くさい職場へ逆戻りか……」
「人生のごぼうびタイム終了……」
「敵国がどんな国なのか、わかりませんが、幽閉が報酬になると考えているお父様たちの元へ戻る意味はあるのでしょうか……」
呪われた娘と呼んで、両親はこの二年、私の顔さえ、一度も見に来たことはなかった。
唯一、やってきたのはお兄様だけ。
そのお兄様も罪滅ぼしのつもりなのか、嫌みを言って、差し入れを置いて帰るという謎の行動。
二年間で、私と家族の溝が埋まることはなかったし、ロザリエが私を傷つけた事実も誤魔化されたまま。
「敵国とはいえ、私が呪われていると、気づかれないようにすれば、それなりの生活は送れるはずですよね!」
頑張ろうっと気合いを入れ、ぐっと拳を握りしめた。
でも、仲良くなった兵士たちや庭師のハヴェルと別れるのは、寂しい気がした。
二年の間で、すっかり仲良くなり、おやつや夜食のお礼に、小麦粉や本、料理に必要な砂糖や香辛料などいただいている。
私が部屋に戻ると――
「また野郎に囲まれた汗くさい職場へ逆戻りか……」
「人生のごぼうびタイム終了……」