呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
11 帝国のたくらみ ※アレシュ視点
部屋に帝国の白い花、雪を飾った。
初めて会ってから、二年待った――ようやく、シルヴィエ皇女が嫁いでくる。
レグヴラーナ帝国から第一皇女が嫁ぐことが決まると、ドルトルージェ王国王宮内は騒がしくなった。
侍女たちは張り切って、王宮の庭で、一番いい薔薇を選んで飾り、カーテンを新調し、絨毯に汚れがないか、端の端まで、確認する。
「ヴァルトル、来い」
空から、風の神の化身である鷹のヴァルトルが降りてくると、大きく広げた翼を閉じて、腕に止まり、お互いの額を合わせる。
こうすることで、ヴァルトルが集めた情報を得ることができるのだ。
シルヴィエ皇女を乗せた馬車が、どこを走っているのか、ヴァルトルが視た風景が再現される。
兵士たちに囲まれた馬車が、もうじき、王都へたどり着く。
「ちょっと出かけてくる」
「アレシュ様! お待ちください! 皇女様のお好きな食べ物はなんでしょうか?」
「クッションの柄はおかしくありませんか?」
「カーテンの色は?」
侍女たちは微妙に違う色と柄のクッションを見せた。
初めて会ってから、二年待った――ようやく、シルヴィエ皇女が嫁いでくる。
レグヴラーナ帝国から第一皇女が嫁ぐことが決まると、ドルトルージェ王国王宮内は騒がしくなった。
侍女たちは張り切って、王宮の庭で、一番いい薔薇を選んで飾り、カーテンを新調し、絨毯に汚れがないか、端の端まで、確認する。
「ヴァルトル、来い」
空から、風の神の化身である鷹のヴァルトルが降りてくると、大きく広げた翼を閉じて、腕に止まり、お互いの額を合わせる。
こうすることで、ヴァルトルが集めた情報を得ることができるのだ。
シルヴィエ皇女を乗せた馬車が、どこを走っているのか、ヴァルトルが視た風景が再現される。
兵士たちに囲まれた馬車が、もうじき、王都へたどり着く。
「ちょっと出かけてくる」
「アレシュ様! お待ちください! 皇女様のお好きな食べ物はなんでしょうか?」
「クッションの柄はおかしくありませんか?」
「カーテンの色は?」
侍女たちは微妙に違う色と柄のクッションを見せた。