呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
しかも、今日に至るまで、何度も悩みに悩んで選んだ物ばかりだというのに、まだ悩んでいる。
「……任せる」
侍女たちは冷めた目で俺を見る。
「まー! アレシュ様! 奥様になった皇女様に、どちらがいいか聞かれたら、ちゃんとお答えしてくださいね。そういう無関心な旦那の態度は、冷えた関係の始まり、夫婦の亀裂!」
「そうですよ。うちの旦那なんて、なにを着ても似合うよなんて言うけど、あれは裏を返せば、なにを着ても一緒ってことですよね!?」
「そうそう。わかるわぁ。美味しいかまずいか聞いても、お前の料理が一番だよなんて言うけど、あれは逃げよ、逃げ。面倒だから、その一言で済ませてるの!」
――ドルトルージェ王国は平和である。
王宮は通いの使用人が多く、親が王宮の侍女、祖父母に代から、その以前より王宮で働いていたという者ばかりだ。
なので、俺のことは子供か、孫だと思われている節がある。
「あのな……。それはさすがに、ひねくれたものの見方だろう。褒めているんだから、旦那の言葉をちゃんと受け止めてやれよ」
侍女たちは俺の言葉を鼻先で、フッと笑った。
「……任せる」
侍女たちは冷めた目で俺を見る。
「まー! アレシュ様! 奥様になった皇女様に、どちらがいいか聞かれたら、ちゃんとお答えしてくださいね。そういう無関心な旦那の態度は、冷えた関係の始まり、夫婦の亀裂!」
「そうですよ。うちの旦那なんて、なにを着ても似合うよなんて言うけど、あれは裏を返せば、なにを着ても一緒ってことですよね!?」
「そうそう。わかるわぁ。美味しいかまずいか聞いても、お前の料理が一番だよなんて言うけど、あれは逃げよ、逃げ。面倒だから、その一言で済ませてるの!」
――ドルトルージェ王国は平和である。
王宮は通いの使用人が多く、親が王宮の侍女、祖父母に代から、その以前より王宮で働いていたという者ばかりだ。
なので、俺のことは子供か、孫だと思われている節がある。
「あのな……。それはさすがに、ひねくれたものの見方だろう。褒めているんだから、旦那の言葉をちゃんと受け止めてやれよ」
侍女たちは俺の言葉を鼻先で、フッと笑った。