呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
帝国側が出した条件は、シルヴィエ皇女が過ごしやすいよう侍女たちをつけるということくらいで、他にはなかった。
そして、すぐに承諾の返事を返したのが、カミルは気になっているらしい。
「あのプライドの高いレグヴラーナ帝国が、田舎の小国だと侮っているドルトルージェに、なんの思惑もなく、第一皇女をすんなり嫁がせますかね」
俺はシルヴィエ皇女の境遇を目で見て知っているが、カミルは話だけで、実際に見ていない。
罪人のように閉じ込められたシルヴィエ皇女は、大切にされているように見えなかった。
申し込めば、向こうはすぐに承諾するだろうと予想していたが――
「帝国側に、なにか思惑があるかもしれないな」
「わかっていて、なぜ……」
「俺がシルヴィエ皇女を妃にすると決めたからだ」
俺の返答に、カミルは呆れていた。
「よし! カミル。花嫁を迎えに行くぞ」
「えっ! ま、待ってください!」
ヴァルトルの目を使い、シルヴィエ皇女を連れた帝国の隊列を確認したから、どこにいるのか、すぐにわかる。
「アレシュ様っ! おとなしく王宮で出迎えてくださいよ!」
そして、すぐに承諾の返事を返したのが、カミルは気になっているらしい。
「あのプライドの高いレグヴラーナ帝国が、田舎の小国だと侮っているドルトルージェに、なんの思惑もなく、第一皇女をすんなり嫁がせますかね」
俺はシルヴィエ皇女の境遇を目で見て知っているが、カミルは話だけで、実際に見ていない。
罪人のように閉じ込められたシルヴィエ皇女は、大切にされているように見えなかった。
申し込めば、向こうはすぐに承諾するだろうと予想していたが――
「帝国側に、なにか思惑があるかもしれないな」
「わかっていて、なぜ……」
「俺がシルヴィエ皇女を妃にすると決めたからだ」
俺の返答に、カミルは呆れていた。
「よし! カミル。花嫁を迎えに行くぞ」
「えっ! ま、待ってください!」
ヴァルトルの目を使い、シルヴィエ皇女を連れた帝国の隊列を確認したから、どこにいるのか、すぐにわかる。
「アレシュ様っ! おとなしく王宮で出迎えてくださいよ!」