呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
12 切り刻まれたカーテン
どこかで声がしたような気がして、ふと顔を上げた。
それに、馬車が止まり、車輪の音も馬のひづめの音も聞こえない。
「ふぁ~。あっ! いけません。うっかり眠ってしまいました……」
病弱だと言われているはずの私。
私は(毎日の畑仕事で)元気いっぱい、健康そのもの、今日もご飯がおいしい!
そんな姿を隠すため、馬車のカーテンが縫い付けられていた。
「馬車にずっと座ったままだと、体がなまってしまいますね。そうだわ! この時間を利用して握力を鍛えましょう」
グーパーグーパー……手を開いて閉じ、開いて閉じを繰り返す。
あまりの暇さに腹筋まで鍛えてしまいそうな勢いだった。
私を止める侍女はいなかった。
なぜなら、馬車の中にいるのは、私一人だけ。
同乗すべき、侍女たちは呪いを恐れて全員拒否した。
今まで監視役だった兵士たち、私の世話をしてくれた老いた侍女はいない。
お父様に忠実な人間だけが選ばれた。
それに、馬車が止まり、車輪の音も馬のひづめの音も聞こえない。
「ふぁ~。あっ! いけません。うっかり眠ってしまいました……」
病弱だと言われているはずの私。
私は(毎日の畑仕事で)元気いっぱい、健康そのもの、今日もご飯がおいしい!
そんな姿を隠すため、馬車のカーテンが縫い付けられていた。
「馬車にずっと座ったままだと、体がなまってしまいますね。そうだわ! この時間を利用して握力を鍛えましょう」
グーパーグーパー……手を開いて閉じ、開いて閉じを繰り返す。
あまりの暇さに腹筋まで鍛えてしまいそうな勢いだった。
私を止める侍女はいなかった。
なぜなら、馬車の中にいるのは、私一人だけ。
同乗すべき、侍女たちは呪いを恐れて全員拒否した。
今まで監視役だった兵士たち、私の世話をしてくれた老いた侍女はいない。
お父様に忠実な人間だけが選ばれた。