いつか貴方の隣を歩ける日まで。

プロローグ

中学の頃、好きな人がいた。

みんなに優しくて面白くて、ちょっと変な穏やかな人
そんな彼に憧れと共に恋心を抱いた。

卒業式の前日卒アルの一言で私の恋は呆気なく終わった

『これからも友達としてよろしくね』

周りの女子の小言を気にして、何も出来ずにただ思うだけで何もしなかった。

もういっときは恋は良いかなと、帰りのバスの中で声を殺して泣いた。

ほんの1年だけの淡い片思い。

今思えば「青春だった」と笑って言えるだろう。



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