まどろみ3秒前
「一応、内緒にしといて、ください」
内緒にしといてなんて言葉は初めて使った。
「…いいけど、彼氏?」
「いや違う違う!」
懸命に首を横に振る私を前に、「あっそ」とどうでもいいように東花は前を向いた。
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「「「「さよーならー」」」」
一斉に教室からでるクラスメイトの波にのって、私も教室を出た。すると、廊下には可愛らしいポニーテールを振りながらこちらへ駆け寄ってくる見覚えのある人がいた。
「翠!朝から学校来てたの??」
小鳥は、驚いたように目をパチパチする。私はすぐに笑みを浮かべて頷く。
「うんごめん」
「なんで謝んのー!最近朝から来れてなかったでしょ?よかった」
ほっとしたように笑った。よかったのだろうか。わからない。何も知らない彼女に、私はもう一度、笑いかけた。