腐りきったマスコミに思う。
 人気になったドラマの原作者が自殺した。
まず亡くなられた原作者の方にはお悔やみを申し上げたいと思う。
 なぜ自殺を選ばれたのか?
それはドラマ化を申し出たマスコミ側の不届き千万な態度が治らなかったからだ。
 原作に忠実に脚本を書いてほしい。
その願いは1ミリたりとも聞き入れられなかった。
 そのために原作者は自ら脚本を修正することになる。
漫画だってまだまだ完結していない作品をドラマ化された上に原作とはかけ離れた内容にされてしまっている。
 作者としてこれほどの重圧と疑心は無いだろう。
 しかもその脚本家と交渉する場は一度も持たれなかった。
(何のためのドラマ化なのか?)
 彼女は多忙な中でストレスを抱えながら脚本の修正に当たっていたことだろう。
 もちろん、これは本人と周囲の人々しか知らないし分からないことだ。
 外野のぼくらがとやかく口を挟めるような問題ではない。
 しかしここで言っておきたい。
 テレビの放映開始から70年余り。
その間に完全に人間らしい感情とか感覚とか常識を一切失くしてしまったのではないか?
 nhkを例に挙げるまでもなく、偏り過ぎたエリート意識でも在るのか?
マスコミ関係者の異常なプライドは何処から来るのか?
 災害時の対応を見ていても思うことだ。
確かに取材は大変だろう。 しかしその下で現場で戦っている人たちの思いや苦労をどれだけ知っているのか?
 放送法云々が問題になった時も彼らは自分のことしか考えていなかった。
その一方で放送倫理違反の警告を受ける番組も後を絶たない。
 人としての品性も完全に失くしてしまったのか?
今回の自殺ニュースはマスコミよりも作家の方々に大きな影響を与えると思う。
マスコミが対応を誤ればドラマに関わる原作者が居なくなるのではないか?
 『新聞記者』でも明らかになった暴挙を未だに繰り返して何の反省も見せないマスコミには憤りを通り越して憐れさすら感じるのである。
 ぼくも作品を書いている一人として誓おう。
ドラマ化はしないと。
するのであれば有志を集めてやるつもりだ。
 芦原日名子さん あなたの無念はきっと晴らされるだろう。
マスコミ壊滅という形で。
 傲慢とエリート意識と原作者への侮辱が二度と悲惨な結末を招かないように願いたい。
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