千年愛


その日は、朝から一日かけて白川郷…

そして白兎の郷に舞ちゃんと

行くことになった。







舞ちゃんの服は、見覚えのある

アーサがよく着ていた服だった。






真っ白なウールの帽子に、白のタートル、

Gジャン、少し丈の短いジーンズに

黒のロングブーツ。






するとおばさんが、その格好を見て冷やかす。





「今日は舞ちゃん…おめかしして、

まるで恋人とデートでもするみたいじゃの。」




「だって、こんなに嬉しい気持ちなんて

初めてなの!きっとレオさんって、

アタシにとっては運命の人なの!

だからおばちゃん、レオさんとったら

ダメだからね!」




「とらん、とらん…心配せんでも…

こんなババァ…レオさんじゃのうても、

誰も相手になどせんて!

二人ともゆっくりしといで!」




「じゃレオさん、行こう!」



「じゃ行って来ます!夕食までには

帰って来ますから。」






そう言い残して、

俺達は白兎の郷へ向かった。




まるで恋人同士のように腕を組んだりして…。




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