Heart magic


「わっ…!」

「きゃ…っ、」


多分トイレからだろう、いきなり人が現れてぶつかってしまった。





「すみませんっ…!」



ぶつかった相手は、可愛い女性だった。

多分まだ二十代前半ぐらいだろうか。



セーターにロングスカートを合わせ、その上から黒色の長いダッフルコートを着ていた。


また耳元にはおしゃれなチェーンピアスをつけていた。






「いえ…、よそ見していた私も悪いので。すみません。怪我はなかったですか?」


私は可愛い彼女に謝った。



ストーリー考えながらふらふら歩いていた私のほうが絶対悪いと思うし。





「大丈夫です!そちらも大丈夫ですか?」

……すごく溌剌とした明るい子なんだな。って勝手に思ったり。



「全然、大丈夫ですよ。」


「すみませんっ。…じゃあ、では!」


私の返事に1つ頷いて、にっこり笑ってパタパタと去っていった。


そんな彼女の笑顔は本当にパァッと花が咲くような明るいものだった。




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