溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く
それに凄くいい香りがするんだ。


私のシャンプーやボディソープと同じ香りのはずなのに、似ているようで少し違う。


でも、好き。


この香りに包まれていると凄く心地いい。


もうこのままここで眠ってしまおうかな。


そうだ、これからはこうやって一緒に寝たら暖房代が節約できていいかもしれない。


「お嬢様、一石二鳥のナイスアイデアですよ」って褒めてもらえるかもね。


節約できたら紫音も賛成してくれるはず。


「わ……さま」


すると彼が口を開いて私の名を呼んだ。


「わ……かば」


「はい」


あ、ダメ。寝言に返事をしたらいけないって誰かが言ってたような気がする。


「っ……わかば」


「は、はい」


また返事しちゃった。でもどうしょう。


名前で呼び捨てにされたから一瞬胸が高鳴った。


と同時に背中に彼の手がまわり強い力で抱きしめられ……。

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