社内捜査は秘密と恋の二人三脚

「は?俺としては本社の営業になれるなら、万々歳だよ。辞める奴の気がしれない。あっちのほうが入るの難しい会社なんだからラッキーだよ」

 なるほど。そう言われてみればそうかもしれない。ポジティブシンキングの代表選手みたいな人。そういうところは私が好きなところだった。

「お前と同じ部署になれるといいけど、まあ、無理だろうな」

「どうかしらね?」

 夜。彼にメールで事の次第を連絡した。彼のことだから大分前から知っていたかもしれないけれど……。するとしばらくして電話がかかってきた。
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