社内捜査は秘密と恋の二人三脚

「……まあ、しょうがないな。だが、里沙も俺から離れられるとは思えないぞ」

 言いたいことはわかります。否定もしないけど、それにしたって、もう。

「わかったわ。会えそうなら連絡して」

「ああ。会えなくても連絡する」

「うん。じゃあね」

 そう言うと電話を切った。

 翌日。偶然、書類を持ってきた関根課長と話した。目で合図されて、ちょっと打ち合わせ室に入った。向かい合わせで座ったら、じっとこちらを見ている。
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