社内捜査は秘密と恋の二人三脚

 専務がこちらをじっと見てる。

「専務、あの、何か?」

「いや。誰と話してたの?」

「……え?あ、同期の子です。今度一緒に昼を食べようと話していて……すみません」

 専務はにっこりした。

「ああ、いや、いいんだよ、別に。僕の電話は終わったので、書類あるようなら見るよ」

「あ、はい。今お持ちします」

 私は準備していた郵便や決済書類をまとめて持って行った。

「急だけどね。明日、スケジュール午前中空けてもらっていいかな?僕ね、ちょっと外出するから……」
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