俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
廉也は着替えて寝室から出てきた。

「ゆかり、みゆに話があったのか」

「えっ、あっ、そう、具合大丈夫かなって」

「そうか」

廉也はみゆに問いかけた。

「みゆ、本当に大丈夫なのか、いきなりぶっ倒れたら、心配で気が気じゃねえよ」

「大丈夫です、私だって考え事して、インターホンに気が付かないこともあります」

でも、廉也はみゆが何かを隠していると思った。

「じゃあ、私は帰るね」

ゆかりは廉也のマンションを後にした。

「廉也さん、ごめんなさい、まだ食事の支度していなくて」

「ああ、いいよ、なんか食いに行くか」

「はい」

廉也とみゆは食事に出かけた。

さっきの出来事が嘘のように、みゆは廉也と一緒の時間に癒された。

(もし、廉也さんの赤ちゃんを授かったのなら、生みたい、たとえ、自分の命が消えるとしても)

(神様、お願いします、廉也さんと私の赤ちゃんを守ってください)

それから二週間が過ぎた。
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