俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
みゆは産婦人科に向かった。

「おめでとうございます、妊娠二ヶ月目に入ったところです、安定期に入るまでは

流産の危険がありますので、十分に注意して生活してくださいね」

「ありがとうございます」

みゆは自分のお腹に手をあてて、語りかけた。

(大丈夫よ、ママがあなたを守ってあげるから、元気に生まれてくるのよ)

みゆは早速、自分の意志を健志に伝えた。

「みゆちゃん、どうだった?」

「二ヶ月目に入ったところです」

「そうか、早く堕ろした方がいい、検査や薬は胎児に影響するし、みゆちゃん自身も

負担が大きいからね」

「先生、私、生みます、だからもう検査は受けません」

みゆはスマホを切った。

「みゆちゃん、みゆちゃん」

健志は苛立ちを隠せなかった。

(信じられない、どうしてその選択肢を選ぶんだ)

みゆは廉也が帰って来て、妊娠のことを伝えようとしていた。

インターホンが鳴って、廉也が帰ってきた。
< 168 / 195 >

この作品をシェア

pagetop