俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
子供は保育器に入った。

必死に生きようとしていた。

健志とゆかりは保育器の前で、様子を伺っていた。

「小っちゃいね、本当はまだお腹の中にいるはずなのに、頑張ってるんだね」

「廉也は?」

健志が保育器の前に廉也がいないことに気づいた。

「廉也はみゆさんの側を離れない」

「そうか」

その頃廉也はうとうとしていた。

「廉也さん、廉也さん」

廉也は自分の名前を呼ぶ方に振り向いた。

そこにはみゆが立っていた。

「みゆ」

「廉也さん、私は大丈夫よ、だから、赤ちゃんに伝えて、ママも頑張ってるから、
生きるのよって」

「みゆ、俺の選択は間違っていたんじゃないか」

「間違っていないわ、大丈夫よ、廉也さんが事故を起こした時、奇跡が起きて
助かったように、私も赤ちゃんも助かるから大丈夫」


「みゆ」
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