副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
17

〜栄麻side〜


涼太と気持ちが通じ合ってからというもの、涼太の甘さは更に加速した。

本当に、何ものなのあの人。
全身で、私を好きだと言っている。

初めて涼太のベッドへ連れていかれた日なんて、壊れてしまうかと思った。

あんなに、情熱的に野蛮な程に愛し合う夜は初めてだった。

涼太は、私にいろんな初めてをくれる。
私の知らない事を、教えてくれる。

い、いろんな意味で。

気絶するように、明け方眠りについた後、涼太はゆっくり話してくれた。

ずっと好きだったと。

この家に、私が来てから、我慢するのが本当に大変だったと笑った。
一切ここから離す気はなかったと。

最後に、ズルくてごめんと謝っていた。

結局いろいろ話して、やっぱり私たちはこの家に住む事に決めた。

ちゃんと交際したうえでの同棲だ。
< 172 / 200 >

この作品をシェア

pagetop