でこぼこ
「あ?」
冷たくて低い女の人の声が聞こえた。それに反応して1番厄介な真ん中のやつがドスを効かせた声で反応した。
「関係ねぇだろ。女は黙って引っ込んでろ。」
もう1人のやつがそういうと
「さっきから聞いてればダセェだの何だのって暇人?」
「テメェ殴られてえのか?」
「...。」
なんで何を言わないんだ。
こいつら如きに黙る必要はないのに。
「おい、なんか言えや。」
真ん中の奴が手を上げたと思ったらその女性は小さな手で大きな拳を止めた。
そして 投げ倒されて残りの2人もやられた。
その人の強さやプライドをたった数秒で感じた。
「覚えてろよ。」
それだけを言い残してあいつらは去っていった。
「あの、ありがとうございました。」
頭を上げると目の前に絆創膏の箱が差し出された。
その女性からその箱を受け取ると何も言わずに去っていった。
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