でこぼこ
「ふぅ...。」
提案しつつも何でこんな時に限って飲み物を持っていないんだと自分を恨んだ。
それと同時に笑美さんをこんな風にした奴を自分を恨む以上に恨んだ。
笑美さんと公園までやってきてベンチに座らせた。
「ちょっと待っていてください。」
公園の端にある公民館横の自販機で飲み物を買う。
1番右下のジュースを選んだ。
あの日一緒に飲んだジュースとお水を買ってベンチまで戻る。
「はい、これでいいですか?」
「うん。ありがとう。」
受け取ったジュースのキャップを空けて一気に流し込む姿を見て少しビックリした。
それほど喉が渇いていたのか。
それにこの間見た時より少し痩せている気がする。
「ちゃんと飯食ってますか?」
「うん。」
「ならいいんですけど。」
「うん。」
「その傷、どうしたんですか?」
どうしてその怪我を負ったのかを知りたくて。
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